気が遠くなるような工程でつくられた美しい汁椀
精魂こめて木と漆の仕事に向き合った手仕事。丈夫な川連塗りの汁椀。
国産のとちの木をくり抜き、職人さんの手によって、1客の器をつくるまでに気が遠くなるような工程をかけて作ら手います。
内側は丈夫な漆の朱塗り仕上げ。
漆は水分量が多いため、下地となる木肌にしっかりと吸い付き、丈夫で長持ちするのが漆の特徴です。
外側は国産のとちの木の木目を生かした生漆仕上げ。
美しい光沢と木の温もりが手にしっとり馴染みます。
ふっくらと高級感のある厚みと、飲み口はするりと薄く口当たりよく、上品な佇まいです。
愛おしみながら毎日使うことで生まれる、手に馴染む美しさ。
普段の汁椀にお汁粉を盛り付けて、おもてなし。
ハレの日の食事にも、ご友人をまねいてのお茶会でも、さりげなく場を引き立ててくれます。
うるしという名前は、「うるわしい」という言葉から
きているといわれています。
手をかけた器を、日常にも、おもてなしにも。
漆器で広がる暮らしを楽しんでください。
国産のとちのきの丸太から、一つひとつ丁寧にろくろで削り出します。
その後下塗りから仕上げまで、10回以上漆を塗り重ねて仕上げていきます。
全ての工程が全て職人さん手仕事による、気の遠くなるような工程を経て、丁寧に作られています。
手に優しく、ほっこりする温かさ
とち汁椀は熱々の汁物も冷めにくく、外側は熱くならずに手に優しい。
漆は自然界で最も強い素材の一つと言われており、熱湯や酸・アルカリに対しても耐性があります。
油にも強いので、毎日の食事で気軽に使うことができます。
また、漆には自然の抗菌・防虫効果があり、古くから生活の知恵として知られています。
口に入れても安心のため、大切なベビーの初めての器として、漆器を選ぶ方もいらっしゃいます。
漆の器は使えば使うほど、艷を増していきます。日々使うものだからこそ、手入れは丁寧に、最小限に。
漆は堅牢度が非常に高いので、水かお湯のみ、少量食器用洗剤のみで、汚れを落とすことができます。