今回使ってもらうのは、国産の 竹の鬼おろし&おろし受けです。
大きな歯が、一列ずつ互い違いにセッチングされています。
竹の歯が鬼の歯のように鋭利に並んでいるので「鬼おろし」。
素材の孟宗竹は一般の竹に比べて強靭さと弾力性に富み、軽く、抗菌作用があります。
食材の匂いが染み込みにくいのも特徴です。
■大根おろしをたっぷり
今日のメニューは、「肉団子とたっぷり野菜の鍋」に大根おろしをトッピングしてみます。
まずは、鍋の準備。
たっぷり野菜がいいですね〜。
さて、鍋を火にかけている間に大根をおろしましょう。
受けの上に鬼おろしをセットして、おろし始めます。
テーブルや作業台にそのまま置くと滑るので、絞った布巾を敷いてセットしましょう。
「わーっ、なんかおろしづらい!ゴシゴシいけないよ。」
そうなのです。鬼おろしと言うと、なにかものすごく、がりがり力を入れておろすようなイメージですが、実は、優しく引くようにおろすとうまくおろせるのです。
さあやってみるよ!
大根が大きくてうまく握れなかったので、半分にわっておろしました。
「ほんとだ、こうすると力もいらないし、あっという間におろせる。
「うん、普通の大根おろしより早いね。たくさんおろすのが楽だね。」
さて、うまくおろせたかな。
さあ、よく見てみて、
「うわぁ!水が全然出てないね」
「荒いけど角がなくて、見るからに美味しそう!」
ちょっとそのまま食べてみて、
「辛味が少ない!」
「荒いのがシャキシャキ、細かいのがフワッとしていて、これだけで食べられるよね。」
「お箸できれいに食べられるね。」
力をかけずに、粗くおろすので、水分が逃げにくいのです。だから、ビタミンCや栄養素をまるごといただくことができます。
おっと、全部食べちゃだめですよ。お鍋に乗せるんですから。
さて、お鍋が煮えました。
ここに鬼おろしを乗せますよ。
さらに見栄えも大事ということで、人参のふわふわ千切りも乗せてみます。
「美味しそ〜!」
だよね。では頂きましょう。
ポン酢や、柚子胡椒などお好みのタレで。
●さてさてお味は・・・
「鍋にも合うね。熱々の鍋が食べやすくなるね。一緒に煮ないで乗せて食べるの気に入った!」
「たっぷり入れて雪見鍋もいいね。」
「シャキふわがいいね〜。病みつきになりそう」
この、シャキシャキ、ふわふわのダブル食感が鬼おろしの魅力。
私は揚げ浸しに鬼おろしをたっぷり入れるのが大好きです!
〜お手入れ方法〜
竹の内部まで蒸し焼きにすることで防虫、防カビ効果を高める「炭化加工」が施されているので、しっかり水洗い、そしてしっかり乾燥、を心がければOK。
我が家では、窓辺に立てて置いています。
●ふわふわおろしの雪見鍋、つくってみませんか?